今回は「MarineTraffic.live」というウェブサイトについて紹介します。MarineTraffic.liveでは、世界中の運航中のクルーズ船、貨物船、フェリー、タンカーなど、あらゆる種類の船の現在地をワールドマップ上で、まさに「神の視点」で見ることができるサイトです。
船に詳しくない人でも直感的に操作でき、寄港予定の確認や、海の動きを知りたい時に便利です。
特徴
MarineTraffic.liveでは、以下の情報を得ることができます。
- 船の現在地(リアルタイム表示)
- 船の種類(クルーズ船・フェリー・貨物船など)
- 船名や船会社
- 航行速度・進行方向
- 目的地(次の寄港地)
- AIS(自動船舶識別装置)による位置情報
色分けされたアイコンが海上に表示され、クリックするだけで詳細を確認できます。
使い方
MarineTraffic.liveにアクセスすると、ワールドマップ上に現在運航中の船の位置情報を見ることができます。各船舶は種類ごとに色分けされたアイコンで示され、地図をズーム・移動させることで日本周辺や世界各地の船を探すことができます。
船アイコン


船のアイコンをクリックすると、以下のような情報がポップアップで表示されます。
- 出発地、出発時間
- 目的地、到着予定時刻
- 速度 (ノット)
- 船の詳細
- 位置情報 など
特別な知識がなくても理解しやすい画面設計です。
フィルターパネル
画面右側にはフィルターパネルがあり、「どの船を表示するか」を直感的に切り替えられることです。
Ship Type Filter(船主別フィルター)では主に以下が設定できます:
① 船種フィルター
- クルーズ船
- フェリー
- コンテナ船
- タンカー
- プレジャーヨット
- 漁船 など
表示したい種類だけにチェックを入れると、
地図上に必要なアイコンだけ残るため見やすくなります。
特にクルーズ船だけ見たい場合、Passenger ships(旅客機) にチェックを入れると便利。

② 状態フィルター(航行中 / 停泊中)
Ship Type Filter 内の下部にある「AIS Navigational Status」では、船の状態で絞り込むことができます。
ここで「航行中」や「停泊中」の船だけを表示することが可能です。
- Underway(航行中)
- Moored / At Anchor(停泊・錨泊中)
「今どの船が実際に動いているのか」などがすぐ分かります。
③ 港や地域の検索
右側にある検索窓に
を入力すると、一瞬で該当地点にジャンプできます。
例:
「Yokohama」 → 横浜港へ移動
「Queen Elizabeth」 → クイーン・エリザベス号の位置へジャンプ
④ レイヤー(地図表示の切り替え)

地図モードも変更できます:
夜の作業や見やすさの好みに合わせて選べます。
さらに、クルーズ船だけに絞って比較したり、日本周辺のフェリーの動きを確認したりと、
フィルターと組み合わせることで非常に見やすくなります。
こんな時に便利
MarineTrafficは、次のような場面で役に立ちます。
- 入港予定のクルーズ船の位置を確認したいとき
- 港に見に行く前に、船が近づいているか知りたいとき
- 物流・海上交通に興味があるとき
- 旅行前に「乗船予定の船はどこを航行中?」と調べたいとき
- 単純に世界の海の“動き”を眺めたいとき
船に詳しくない人でも、暇な時間に見ているだけで楽しめます。
無料版・有料版の違い
MarineTrafficには無料版と有料版があり、無料版でも基本的な情報は十分に利用できます。
無料版でできること
有料版で追加される機能
- 航跡(船がどこを通ってきたか)
- 過去データの閲覧
- より詳細な船舶情報
- 広告非表示
注意点
- AIS電波が届かない海域では、位置情報の更新に遅れが出ることがあります。
- あくまで目安の位置情報であり、完全なリアルタイムではありません。
まとめ
MarineTraffic.live は、船の位置を知りたい時に手軽に使える便利なサイトです。
クルーズ船の追跡、寄港地のチェック、世界の海を眺めるなど、使い方はシンプル。
サイトを開くだけで、海の動きや船舶の世界を身近に感じることができます。