横浜港クルーズターミナル完全ガイド! 【CruiseWorld現地取材】

横浜の海と街をつなぐ玄関口、日本を代表する国際ターミナル
「大さん橋」を徹底ガイド!

クルーズ船の寄港地として国内外の旅人を迎える「横浜港大さん橋国際客船ターミナル」。通称「大さん橋(おおさんばし)」は、日本を代表する国際クルーズターミナルであり、横浜観光には欠かせない絶景スポットでもあります。

みなとみらいの高層ビル群やベイブリッジ、赤レンガ倉庫を一望できる開放的な屋上デッキは、昼は青空と海のコントラスト、夜はロマンチックな夜景が楽しめる人気の観光&デートスポット。

このページでは、大さん橋の歴史や魅力、周辺観光情報、アクセス方法、さらにはクルーズ船の乗船手順までをわかりやすく徹底紹介!
「このページを見れば、大さん橋のすべてがわかる」と言っても過言ではありません。
初めて訪れる方もリピーターの方も、大さん橋の楽しみ方を再発見してみてください。

横浜大さん橋へのアクセスと利用情報

  • 住所:神奈川県横浜市中区海岸通1丁目
  • 最寄り駅:みなとみらい線「日本大通り駅」から徒歩約7分
  • 駐車場:有(約400台、24時間利用可能)
  • 入場料:屋上デッキは無料
  • 営業時間:屋上デッキは24時間開放
  • 電話番号:(総合案内) 045-211-2304
    (受付時間:9:00~17:30)
  • ペット同伴:屋上デッキはペット同伴OK(リード必須)

駅から徒歩で行ける便利さに加え、車で訪れる人のために広い駐車場があるのも安心です。

横浜大さん橋公式ページはこちらから

大さん橋へのアクセスはこちらから(Yahoo路線検索)

タクシーの場合の概算料金と概算時間です(道路状況によって金額と所要時間が変わってくるので、あくまでも参考にしてください)

JR横浜駅東口→大さん橋・・・料金1800円前後、所要時間約15分

JR桜木町→大さん橋・・・料金700円前後、所要時間約6分

JR東京→大さん橋・・・料金12500円前後、所要時間約90分

クルーズ船に乗船する流れ(大さん橋から出発する場合)

横浜港大さん橋は、多くのクルーズ船が発着する拠点です。観光だけでなく「クルーズ旅行の出発地」としても利用されています。ここでは、初めてでも安心できるように、乗船の流れを紹介します。

1. ターミナル到着

大さん橋国際客船ターミナルの1・2階が出発ロビー。電車なら「日本大通り駅」から徒歩7分、車なら館内駐車場(400台収容)を利用可能です。

2. チェックイン

クルーズ会社のカウンターでパスポートやチケットを提示。大きな荷物はスタッフに預け、部屋まで届けてもらえます。

3. 出入国手続き

海外クルーズの場合は、税関・入国審査・検疫(CIQ)を通過します。国内クルーズの場合は身分証明書の提示のみで完了します。

4. 乗船ゲートから船内へ

専用ゲートを通り、巨大な船体を見ながらいよいよ乗船。写真撮影にも絶好の瞬間です。

5. 船内での流れ

セキュリティチェック後、乗船カードを受け取ります。このカードは客室の鍵や支払いに使用する大事なものです。

6. 出港セレモニー

デッキから横浜の景色を眺めながら出発する瞬間は感動的。大さん橋に残る人々が手を振って見送ってくれる光景は、特別な思い出になります。

横浜大さん橋周辺観光ガイド

  • 赤レンガ倉庫:徒歩10分。

    明治・大正時代に建てられた赤レンガ造りの倉庫をリノベーションした「横浜赤レンガ倉庫」は、横浜らしいレトロな雰囲気とモダンな魅力をあわせ持つ観光スポットです。現在は、ショッピング、グルメ、アートイベントなどが楽しめる複合施設として多くの人でにぎわっています。

    館内には、おしゃれなカフェやレストラン、横浜ならではの雑貨やお土産が並ぶショップが充実。建物の外には海に面した広場が広がり、季節ごとにマルシェやイルミネーション、ビアガーデンなど多彩なイベントが開催されるのも大きな魅力です。

    昼間は港の風景を楽しみながら散策や買い物、夜はライトアップされた幻想的な倉庫群を眺めながらのんびり過ごすのもおすすめ。横浜の歴史と今を感じられる、何度でも訪れたくなるスポットです!

    赤レンガ倉庫公式ホームページ

    赤レンガ倉庫の魅力を紹介している動画はこちら

雨の横浜赤レンガ倉庫
  • 山下公園:徒歩5分。

    昭和5年に開園した山下公園は、横浜港に面した開放感あふれる都市公園で、観光客にも地元の人にも長く親しまれている定番スポットです。
    広々とした園内にはベンチや遊歩道が整備されており、潮風を感じながらのんびりと散策が楽しめます。園内からは横浜ベイブリッジや停泊中の「日本郵船氷川丸」など、横浜らしい港の風景が一望でき、春や秋には季節の花々も美しく咲き誇ります。

    海沿いでのリラックスタイムはもちろん、写真撮影やデートコースとしても人気。昼は青い海と空、夜はライトアップされたロマンチックな雰囲気が魅力の、横浜を代表する景観スポットです。

    横浜市観光情報サイトによる山下公園紹介ページ
    山下公園紹介動画はこちら

  • 横浜中華街:徒歩15分。

    500以上の店舗が軒を連ねる横浜中華街は、食べ歩きグルメから高級中華まで幅広く楽しめる、日本最大級のチャイナタウンです。にぎやかな通りには、本格中華料理店をはじめ、点心・スイーツ・中華雑貨の店などが立ち並び、どこを歩いても食欲と好奇心をくすぐられます。

    また、カラフルな牌楼(門)や中国風の建築が並ぶ街並みは、異国情緒たっぷり。関帝廟や媽祖廟などの見どころもあり、グルメだけでなく文化的な魅力も満載です。

    昼はにぎやかな屋台グルメ、夜はライトアップされた幻想的な雰囲気が楽しめ、何度訪れても新しい発見がある横浜屈指の観光スポットです。

    横浜中華街公式ホームページ
    横浜中華街紹介動画はこちら

YamashitaPark
横浜中華街・朝陽門

横浜大さん橋 施設ガイド

屋上デッキ「くじらのせなか」で絶景を満喫

大さん橋の最大の特徴といえば、緩やかなウッドデッキが広がる屋上スペース「くじらのせなか」。名前の通り、巨大なクジラの背中のような形状をしており、全面に天然木が敷き詰められた開放的な空間です。

  • 観光客や地元民が散歩に訪れる憩いの場

  • 昼間は青空と海、夜はライトアップされたベイブリッジやみなとみらいの夜景を楽しめる

  • 芝生エリアもあり、ピクニックやちょっとした休憩にも最適

  • 屋根がないので、晴れた日は特に気持ちいい!

イベント開催時には特設ステージやマーケットが設けられることもあり、非日常の雰囲気を味わえます。

港に突き出す形になっているため、みなとみらいのビル群、山下公園、横浜ベイブリッジを一望できます。昼間は海風が心地よく、夜はライトアップされた景色や観覧車「コスモクロック21」がきらめき、デートにもぴったりです。


客船の出入港シーンを間近で体感

大さん橋のもう一つの醍醐味は、クルーズ船の入出港を間近で見られること。大型クルーズ船が目の前に停泊する様子は圧巻で、写真や動画に収めたくなること間違いなし。

  • 入港時にはセレモニーが行われることもあり、にぎやかな雰囲気に

  • デッキからは船がゆっくりと岸を離れるドラマチックなシーンを観覧可能

  • 船がいない時も、広大な海と港の風景が堪能できるスポットです


館内施設でのんびり過ごす

大さん橋は屋外だけでなく、館内も充実した施設が整っています。

【旅客ターミナル施設(2階)】

  • 出入国審査カウンターや待合スペース

  • クルーズ利用者以外でも利用可能なラウンジスペース

  • トイレや授乳室、エレベーターも完備されておりバリアフリー対応

【ショップ・カフェ】


展示スペース・ギャラリーも充実

館内の一部では、アートや写真の展示スペースも設けられており、タイミングによっては無料で楽しめる企画展なども開催されています。大さん橋という“港”を舞台にした、旅と芸術の融合を感じることができます。


ロケ地・撮影スポットとしても人気

大さん橋はそのユニークな建築デザインと、360度広がる絶景により、ドラマ・映画・CMのロケ地としても多数登場しています。訪れるだけでどこか映画のワンシーンに入り込んだような気分を味わえるのも魅力。


無料で楽しめる!入場自由の公共空間

大さん橋の素晴らしいところは、これだけの施設と景観が誰でも無料で楽しめるという点です。クルーズ船に乗らなくても、いつでも気軽に訪れることができ、横浜らしい非日常を感じられる場所です。

横浜大さん橋の時間帯ごとの楽しみ方

  • :観光客が少なく静かな雰囲気。潮風を感じながらリフレッシュ。
  • :青い海と空のコントラストが映え、写真撮影に最適。
  • 夕方:夕日が赤レンガ倉庫やベイブリッジを染め、ロマンチックな時間に。
  • :ライトアップされたみなとみらいの夜景が広がり、デートや散歩に最もおすすめ。

    週末の夕方~夜が特に混雑なので注意!平日の午前中は比較的空いています

大さん橋の歴史と特徴 〜横浜の港を支え続ける“海の玄関口”〜

横浜港大さん橋国際客船ターミナル(通称:大さん橋)は、日本の近代港湾の歴史とともに歩んできた、長い歴史を持つクルーズターミナルです。国際都市・横浜の“海の玄関口”として、そして観光スポットとして、多くの人々に親しまれています。

大さん橋のあゆみ・タイムラインをチェック!


■ 歴史:明治時代から続く、日本の港の先駆け

大さん橋の歴史は、明治27年(1894年)にさかのぼります。当時、外国との貿易が盛んになる中で、横浜港に本格的な波止場(ふ頭)を整備する必要があり、近代的な港湾施設として誕生しました。

その後、大さん橋は時代とともに拡張・改修を重ねながら、日本の国際貿易や旅客輸送の拠点として重要な役割を果たしてきました。戦時中の損壊や、老朽化を経て、現在の姿に生まれ変わったのは2002年。それまでの港湾機能を残しつつ、公共性とデザイン性を兼ね備えた新しい国際客船ターミナルとして再スタートを切りました。


■ 特徴:世界に誇る建築デザインと開かれた空間

現在の大さん橋は、世界的な建築コンペで選ばれたデザインによって再整備された、ユニークな建築が大きな特徴です。スペインとイギリス出身の建築家ユニット「アレハンドロ・ザエラ・ポロ&ファッシド・ムサヴィ」によって設計され、曲線を描く流れるようなフォルムがまるで“巨大なクジラ”のようだと話題になりました。

特に有名なのが、天然木で敷き詰められた屋上広場「くじらのせなか」。一般開放されており、誰でも自由に歩くことができる空間です。横浜港やみなとみらいの街並み、ベイブリッジ、さらには運が良ければ大型クルーズ船の入出港も間近で見ることができます。

また、国際クルーズ客船の受け入れ機能も備えており、全長約400メートルの岸壁には、世界最大級のクルーズ船も停泊可能。横浜が世界の港とつながる拠点としての役割も、今なお健在です。


■ “港の歴史”と“市民の憩い”が融合した場所

大さん橋は、横浜港の国際的な歴史を今に伝えると同時に、地元市民や観光客が集う都市のランドマークとして進化を続けています。散策、ピクニック、写真撮影、イベント、そしてクルーズの出発点として、多彩な魅力が詰まった空間です。

過去と現在が調和したこの場所で、横浜の「海とともに歩んだ歴史」を、ぜひ肌で感じてみてください。

横浜 夜明けの大さん橋

まとめ

横浜大さん橋は、絶景を楽しめる観光スポットであり、豪華客船の出発地としての魅力も持っています。
屋上デッキから眺める景色、迫力あるクルーズ船、イベントやグルメなど、楽しみ方はさまざま。観光目的で訪れる人も、クルーズに乗る人も、ここでしか味わえない特別な体験が待っています。

横浜を訪れるなら、ぜひ大さん橋で潮風を感じながら素敵な時間を過ごし、思い出に残るひとときを楽しんでください。