SDGs無視の日本企業を変革する方法:認識と達成に向けた取り組み

なぜSDGsの理解が必須なのか? 

Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)であるSDGs。 聞いたことはあっても、深く理解している人は少ないのではないでしょうか? 

SDGsを理解することは、単なる社会貢献ではありません。 自分の将来像を描き、より良い未来を創造するための羅針盤 となるのです。 

 

SDGsとは? 

SDGsについて詳しく知りたい方は、以下の資料をご覧ください。 

2030アジェンダ | 国連広報センター (unic.or.jp) 

外務省/日本 YouTubeチャンネル: SDGsを分かりやすく解説した動画を公開しています。 
【外務省×SDGs】どれから始める?未来のために  
SDGs NOW! 17 Goals to Transform Our World  

国連広報センター YouTubeチャンネル: 持続可能な開発の概念を理解することができます。 
持続可能な開発とは?  

 

SDGsの概念を創り上げたブルントラントさん 

さらに深く知りたい方は、ノルウェー初の女性首相であり、持続可能な開発の概念を創り出したグロ・ハーレム・ブルントラントさんについても調べてみましょう。 
グロ・ハーレム・ブルントラント | 国連広報センター (unic.or.jp)   

 

就職活動とSDGsの関係性 

大学生活において就職活動は避けて通れません。多くの人は、知名度や給与で企業を選びがちです。しかし、 本当にそれで良いのでしょうか? 

SDGsは、社会全体の利益を追求するビジネスの主流になりつつあります。企業を選ぶ際には、 SDGsへの取り組みを判断基準の一つ に入れるべきです。 

自分の「コア」となる価値観を見つけ、それを実現できる企業を見つけることが重要です。そのために、SDGsの考え方の基本である 「ダイバーシティ」と「イノベーション」 が必要となります。 

 

SDGs後進国ニッポン 

日本の内閣とノルウェーの内閣 (2024) 

526-1-石破内閣

毎日新聞より引用) 

526-2-ノルウェーの内閣

Life in Norwayより引用) 

半数以上が女性の大臣であるノルウェーの内閣と日本の内閣。ダイバーシティの観点では日本は発展途上国と言わざるを得ません。  

 

ダイバーシティとは? 

ダイバーシティ(diversity)とは、多様性という意味です。国籍、性別、年齢などにこだわらず、様々な人材を登用し、多様な働き方を受容する考え方です。

 

イノベーションとは? 

イノベーション(innovation)とは、これまでにない新しいサービスや製品などを生み出すことです。グローバル化が進む現代において、 ダイバーシティとイノベーションは企業の発展に不可欠 です。 

 

ダイバーシティを推進するカルビー  

526-3-地球儀

カルビーは、「なでしこ銘柄」に6年連続で選出された女性活用における超優良企業です。 「女性の活躍なしに、カルビーの将来はない」というトップの強い意志のもと、女性活躍を推進する様々な取り組みを行っています。 

具体的には、キャリア支援や制度設計、時短勤務の女性執行役員の登用、国内初の女性工場長の誕生など、 従来の固定観念にとらわれない人事制度 を導入しています。 

その結果、2010年に設定した「2020年女性管理職比率30%達成」という目標を、2018年には26.4%まで達成しました。これは、 日本全体の平均7.2% と比較しても、非常に高い水準です。 

このように、カルビーはダイバーシティを推進することで、 従業員のモチベーション向上 や 企業イメージの向上 に成功し、 業績向上 にもつなげています。 

 

イノベーションを生み出すイケア 

526-4-イノベーション

イケアは、持続可能な社会の実現に向けて、積極的にSDGsに取り組んでいます。その中でも特に力を入れているのが、 環境への配慮 と 社会への貢献 です。 

環境への配慮 

イケアは、家具の製造から販売、廃棄に至るまで、環境負荷を最小限に抑えるための様々な取り組みを行っています。 

  • 再生可能エネルギーの利用:
    • 風力や太陽光などの再生可能エネルギーを積極的に導入し、CO2排出量の削減に努めています。2020年には、使用するエネルギーの100%を再生可能エネルギーにするという目標を達成しました。 
  • 持続可能な素材の利用:
    • 木材は、持続可能な森林管理を認証するFSC®認証を受けたものを使用しています。また、リサイクル素材や再生可能な素材を積極的に活用し、環境負荷の少ない製品開発に取り組んでいます。 

社会への貢献 

イケアは、世界中で様々な社会貢献活動を行っています。 

  • 子どもの権利擁護:
    • ユニセフと協力し、子どもの権利擁護のための活動を行っています。 
  • 難民支援:
    • UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)と協力し、難民支援活動を行っています。 
  • 地域社会への貢献:
    • 世界各地の地域社会に対して、教育支援や環境保護活動など、様々な支援活動を行っています。 

古い価値観を捨て、未来へ 

SDGsを意識することは、単なる社会貢献ではありません。 企業の持続的な成長 にもつながります。 


イノベーションを起こすには? 

インスタントラーメンを発明した安藤百福氏がカップヌードルを発想したきっかけは、 海外での経験 からでした。 

欧米でのセールスで、顧客が 紙コップにチキンラーメンを割り入れてフォークで食べる という、日本人では考えられない光景を目にしました。 

この文化の違い から、容器に入ったインスタントラーメンという、 全く新しい発想 が生まれたのです。 

カップヌードルは、 「固定観念にとらわれないこと」  「異文化理解」 がイノベーションを生み出すことを示す好例と言えるでしょう。 


旅行でイノベーションを! 

ダイバーシティとイノベーションは、 自分の知らない世界に飛び込んだ時に生まれることがあります。 

 旅行を通して様々な文化や価値観に触れることで、新しいアイデアが生まれるかもしれません。

 

誰も置き去りにしない未来へ 

SDGsの理解を深め、素晴らしい未来を創造することは、 私たち一人ひとりの責任 です。 

さあ、行動を起こしましょう!